ウルトラマン最終回が放送された夜、子供達がウルトラマンに別れを告げたという話がありますが。
ウルトラマンが最終回で地球を去った後、テレビを観ていた子供達が窓を開け、夜空に向かってウルトラマンさようならと叫んだというのは本当ですか?
円谷英二監督の伝記に書いてあったのですが、当時小学生だった私の父は、特にそんな事は無かったと言っているのですが。
私は当時小学生で、リアルタイムでウルトラマンの最終回を見ていました。
その時は家で出前の寿司を家族で食べながら見ていましたが、たしかTVから数人の子供の声で「ウルトラマンさようなら」と去っていくウルトラマンをバックに聞こえました。
私は別にそれに同調して叫ぶこともありませんでしたし、円谷特技監督には悪いですがその本の描写はその演出を大げさに書いた物と思われます。
特撮ファンの私が言うのもなんですが、むしろウルトラマンよりも鉄腕アトムの最終回の方が劇的だった記憶があります。
さらに言えばウルトラセブンの最終回の方がもっと当時の子供にとっては悲しかったかと思います。
別にウルトラマンの悪口を言っているのではなく当時の実際はそんな感じでした。
そんな1960年代の事はもう知る人も少なくなってしまったのでしょう。
規模はわかりませんがあったと思いますよ。当時の子供にとって、ウルトラマンの存在は、現実のものでしたし、ゼットンに敗れたことは信じがたいショック、そして役目を終えて帰っていくウルトラマンに別れを告げたいと言うのは、当時の空気で普通だったんだろうと思います。おひれなどがついているかもしれませんが、ベースになる様な出来事があったんだと思います。
プロレスラーの前田日明さんも少年時代は1966年に放送された特撮テレビ番組『ウルトラマン』に熱中。その中で1967年4月9日に放送された最終回「さらばウルトラマン」において初代ウルトラマンが宇宙恐竜ゼットンに倒されたのを見てショックを受け、ウルトラマンの仇を討つため打倒ゼットンを志し少林寺拳法を習い始めたらしいです。
当時、私は幼稚園児でしたが、あったと思いますよ。小さい頃の自分の写真を見ると「ウルトラマン」のソフビ人形を大事そうに抱いている自分がいます。
「ウルトラマン」は小さな子どもには守り神みたいな存在です。逆に「なかった」と考える方が不自然だと思いますよ。
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